【前乗りOK】Specializedから3Dプリンタ製の新サドル「S-Works Power Evo Mirror 」が登場

明日のツール・ド・フランス第1ステージ開幕前に各社からいろいろな新製品が発表されつつあるが、そのうちの1つとして、Specializedから新サドルのS-Works Power Evo with Mirror（3Dプリンタ製）が登場した。

Specialized日本公式：S-WORKS POWER EVO MIRROR

商品説明は上のインスタ投稿に書いてあるとおりだが、このS-Works Power Evo with Mirrorは同社のロードバイク用サドルとしては最高の快適性を約束する高性能サドルという位置づけだ。ロード、グラベル、XCレースで幅広く使える。

特に今回の新作は前後にポジションを移動させながら走るタイプのライダーのために最適な設計となっている。

従来のサドルと比べるとノーズ（サドル先端）での圧迫が34.1%軽減され、登りのときや平地での高速巡航で前乗りになったときの快適性が高められている。通常のポジションから前乗りに移行することが多く、前乗りを多用するユーザーにはぴったりだろう。

さらに坐骨にかかる圧迫も28.8%減少していたり、対Power Mirrorサドル比で中央部での圧迫も18%減少しているため通常ポジションや後ろ乗りポジションでも全体的に快適性が高くなっている。

ただし使用上の注意点とすれば、シャモアクリームなどを使っていはいけないことが明記されている。公式ページには次のような注意事項がある。

Mirrorテクノロジー採用サドルでは、オキシベンゾン(Oxybenzone)およびホモサレート(Homosalate)を含む日焼け止め、シャモアクリーム等を使用しないでください。これらの化学物質は3Dプリントに使用されるポリウレタンと反応し、サドルの形状が崩れる恐れがあります

レームもカーボン製であり、重量は130mmモデルで約212g。価格は6万9300円（税込）。