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今年のフランドルが終わった。予想外だった場所でのアタックと、最終盤での波乱がレースを決定づけたな。今年もめっちゃおもろかったで!
目次
今年は数年ぶりに数々の伝説を生んだ名物の登りカペルミュールが復活した。せやけど、それはゴールまでまだ96kmもある地点。勝負をしかけるには早すぎる登場のため、カペルミュールでは決定的な動きは起こらないと思ってる人間が多かった(たぶん)。
優勝候補の1人、今期絶好調のグレッグ・ファン・アーベルマート(GVA)も同じことを言ってた。この過去記事を参照しておくれやす。
過去記事;フランドルのカペルミュール復活は無意味か?。GVAの考えとBMC SLR01レビュー&紹介。
ところが、なんと今年引退するボーネンがそのカペルミュールでまさかの攻撃へ!かつてのカンチェラーラとの黄金期を彷彿とさせる積極的なペースアップで、集団をふるいにかけてもうた!
今思えば、クイックステップ(QS)勢がカペルミュールの試走をしてる動画をUPしてたけど、もしかしたらそれはQS勢の計画をアピールしてたのか・・・?
その動画も過去記事で紹介しといたから見といてな。記事の下のほうにあるで。
過去記事:フランドル直前につき動画特集(?)
こうしてレースは、スタート直後から逃げてた先頭、そしてボーネンとジルベールを含むQS勢がいるグループ2、そして、サガン、GVA、デゲンコルプなどがいるグループ3の3つに分裂した。
やっぱりボーネンがNo.1!(やボNo.1!)
最後のフランドルとなるボーネンは積極的な走りを続けてたけど、石畳の途中、ちょっとしたメカトラブルでストップ!
本人も水を差されて、イライラ。激おこ。
なんとか後続の大集団に取り込まれる前に、バイク交換を終えてリスタート。ジルベールのために、追走集団を牽制する役割へ戻ろうと熱い追走開始。
一方、グループ3ではサガンが積極的にペースアップ。石畳の坂で集団を破壊し、ふるいにかけ、さらにグループ2を吸収。
このサガンのペースアップについていけたのは、GVA、TREKのフェリーネなど7人ほど。TREKのエース、デゲンコルプはまたもついていけず。ついていかず?
この時点で、ワシは「あぁTREKは今日もアカンわ。これまでと同じ負けパターンや」と呆れ。サガンとGVAについていかなあかんよ。たとえチームメイトが周囲に何人いようとも。
なおグライペルもまだ元気。
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ジルベールは追走の3人、サガン、GVA、ナーセン(Ag2R)に1分ほどの差をつけて必死の独走中。
ジルベールが黄金のタレをみせなければ逃げ切りの可能性が十分見えてきた頃、サガン、GVA、ナーセンも最後のオウデクワルモントへ突入。
下記ハイライト動画より |
サガン、ナーセン、GVAの順番に並んで石畳を避けて観客フェンス沿いのせまい未舗装部分を走ってたんやけど・・・
下記ハイライト動画より |
サガン落車ァァアアアアアアアアア!
ナーセン、GVAも巻き込まれ全員落車ァァアアアアアアアアアアアアア!Oh My Godddddddddddd!
上の画像みてもらえばわかるやろうけど、ナーセンのバイクに黒いウインドブレーカーみたいなのが被さってるやろ?
たぶんこれ観客がフェンスにおいてたやつやと思う。それがサガンのバイクか、ナーセンのバイクにひっかかったんやろなぁ。
画像ではナーセンのバイクがひっかけたように見えるけど、たぶん先頭のサガンのハンドルあたりにひっかかったんやと思う。
そのシーンの動画を2つどうぞ。
もう1つ。めっちゃ至近距離で観客がとらえた映像。
The crash of Peter Sagan, Greg van Avermaet & Olivier Naesen on the Oude Kwaremont. pic.twitter.com/zUb6BSqKqe— Bas Tietema (@BasTietema) 2017年4月2日
サガンはレース後にこう言ってる。
情報源:Peter Sagan on Tour of Flanders crash: ‘It was partly my fault’
“I was near the barrier, yeah, but I was controlling the space; how close I was. I think it was a pullover or something, I didn’t know.”(後ろ引用符はワシによるもの)
訳「観客フェンスの間近やったけど、バイクはきちんとコントロールできてたんや。どの程度フェンスから余裕があるかわかっとった。たぶん観客のプルオーバーか何かやろなぁ。でもようわからん」
また、今年のフランドルのキーポイントとなった、レース展開の転換点であるカペルミュールでのボーネン&QS勢の攻撃についてはこう言ってる。
“There were various crashes on the Muur. I couldn’t get up to the front. I thought that Quick-Step would do something there, but the others crashed two times, and I was a little bit behind, just that it was all blocked with riders everywhere,”
訳「カペルミュールでは自分の周囲で多くのゴタゴタがあって、先頭にあがれへんかった。QS勢がそこでなんかするやろなぁとは思ったけど、他の選手らが2度も落車したから、ちょっと差つけられてしもうた。まさに、いたるところで他の選手たちが先頭へ出る障害になってたんや」
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とまぁ、サガン&BORAには残念な結果になった。サガンの落車以降はBORAのチームカーの中がお通夜になってて可哀想でした(小並感)。カアイソウ、カアイソウ。
終わってみれば、やっぱりフランドルはおもしろいわ。パリ~ルーベもそうやけど、毎年何かしらの大きなドラマがある。ツール・ド・フランスとかステージレースは途中で正直、「もう見んでもええか」とか「今日は見ないでええやろ」とか、見ててダルくなるときあるけど、ワンデイクラシックはそういうのがないのがエエな。
今回のフランドルで勝ったジルベールは、これまでは独走状態に入っても毎回毎回タレる、黄金のタレが持ち味やったけど、今回はめっちゃがんばった!タレ気味にはなってたけど、チームの期待、ベルギー国民の期待を背に最後まで踏ん張った!ようやった!
そしてやっぱりボーネンは強いわ。カンチェラーラもそうやけど、あと数年は引退しないで残って欲しかったなぁと正直思う。引退撤回してもええねんで?TREKの○ンタドールさんもこれまでに撤回してるし。
なお、グライペルもかなり奮闘。来年は本気で優勝目指してほしいわ。ひょっとしたら、今週末のパリ~ルーベで優勝する可能性が微レ存?とにかく、ええ感じに仕上がっとる。
ところで、サガンの怪我の具合はまだちょっとわからへん。
ゴール後、普通にバイクには乗ってたようやから、重傷とかではないのは確かやと思うけど。ひょっとしたら小さなヒビが骨にあったりする可能性も?
そうなると今週末のパリ~ルーベがどうなるか怪しいな・・・。
GVAも落車したけど、すぐにリスタートして最後はスプリントで2位に食い込んだから、怪我はたいしたことなさそう。パリ~ルーベにはいけるはず。
セプ・ファンマルクはどうやら骨折のようやね。パリ~ルーベはアカンか。
最後にTREK Segafredoさん。うん、もうね・・・。ま、次がんばりや(期待薄)
ジルベールのゴールシーンのあの方式は、たしか誰か(ちょっと名前忘れた)の真似やと思うんやけど、今後流行るで(確信)
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)