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自転車の盗難

7台のチームバイク盗難でレース撤退へ。Équipe Paule Kaを襲った悲劇

またもやプロチームのバイクが盗難。レース撤退へ。

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プロチームのÉquipe Paule Kaが、ジロ・デル・エミリア(Giro dell’Emilia)からチーム全体で撤退を余儀なくされた。原因はチームバイクの盗難である。レース前夜、ホテルで盗まれた。

今回盗まれたのは合計7台。Chapter2 Rere(白色)が5台、black Chapter2 Huru(黒色)が2台である。

同チームは「もし無事に戻ってきたら、€5,000(約63万円)をお礼として渡す」としている。イタリアまたはユーロ圏在住のみんなは頑張って!

チームバイクの盗難といえば、少し前の記事で、ストラーデ・ビアンケ前夜にTrek-Segafredoの女性チームのバイクが盗まれたことも記事にした。だがこちらの場合は、レーススタートまでの数時間の間に全員分の代替バイクを用意することができ、無事にレースに参加できた。ストラーデ・ビアンケには男子チームも同日に走るため、Trek-Segafredo男子チームからバイクや機材を借りることができたことが大きな幸運だった

しかし、Équipe Paule Kaの場合はそううまくいかなかった。完全に出走不能となり、レース前に撤退となった。

なお、Équipe Paule KaはフランスのファッションブランドPaule Kaがメインスポンサーである。コロナ禍でまさに世界中が混沌としていた6月にスポンサーとなった。同ブランドはロードレースや自転車界とは特に関係のない、「普通の」アパレルブランドである。

Équipe Paule Kaとなる前は、Bigla-Katushaというチーム名だったが、Katushaはスポーツウェアのブランドだった。ところがPaule Kaは普通のアパレルブランドである。この点で、同じアパレルブランドとはいえ、「女子チームの未来」の方向性を予感させるようなスポンサー契約であると個人的に思っている。そのうち、ルイ・ヴィトンとかシャネルとかもスポンサーになって欲しい。世界中でロードレース界が盛り上がるために。

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