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2022ツール・ド・フランス第3ステージ

ファビオ・ヤコブセン「あの事故以来フルーネウェーヘンへの憧れは消え去った」

ファビオ・ヤコブセンがディラン・フルーネウェーヘンの勝利について語る。2022ツール・ド・フランス第3ステージ

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2022ツール・ド・フランス第3ステージでは優勝候補だったクイックステップのファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)がポジション争いと位置取りをミスして、優勝を逃した。

そしてカオスなスプリントを制したのはバイクエクスチェンジのディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)。

言うまでもなくみんな記憶に残っているだろうが、この二人は、2020年ツール・ド・ポローニュ第1ステージで大落車事故で加害者と被害者という関係だった。

関連過去記事:頭部を激しく損傷。ヤコブセンとフルーネヴェーヘンの動き【2020ツール・ド・ポローニュ第1ステージ】

当時の映像をあらためてもう一度。

情報源:Tour de France: Fabio Jakobsen says admiration for Groenewegen has completely gone since crash

そして今年のツール・ド・フランスでいわば因縁の対決のようなものが実現する形となったわけだが、上述のように昨日はヤコブセンのミスにより、二人がバチバチに火花をちらしながら並んで競うというラストシーンは見られなかった。

昨日のフルーネウェーヘンの勝利について、ヤコブセンは次のように語る。

“I think he shows that he’s a good sprinter and he can also win. I have to say, before the crash I admire his palmarès, and I kind of looked up to him a bit but now that is completely gone after the crash and the mistake he made. I think that’s normal. It’s nice for him to win but it doesn’t really affect me,”

訳「フルーネウェーヘンは良いスプリンターで、今でも勝てることを証明したね。正直、あのときの落車事件前までは彼の実績と彼に畏敬の念というか称賛と憧れのようなものを持っていたのよ。でも今となってはそういった気持は完全になくなってるね。それは普通のことやと思う。彼が勝てたのはすばらしいけど、だからといってそれが今の自分には影響することはないね」

あの当時はまだヤコブセンは22歳か23歳。ビッグレースでの実績はなかったので、当時のトップスプリンターだったフルーネウェーヘンに憧れを抱いていたのは当然と言えるか。

しかし、ヤコブセンはとんでもない重傷から復活し、今はヤコブセンがプロトン随一のスプリンターの1人としてブイブイ言わせている。そんなわけで、フルーネウェーヘンは見上げるべき存在ではなくなり、もはや対等の立場のライバルという存在になったということだろう。

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