セプ・クスが五輪を辞退。ツールとブエルタに集中。
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アメリカ人のスーパークライマー、セプ・クス(Sepp Kuss)。東京五輪のコースはクライマー向けだが、その五輪には出場せずにツール・ド・フランスに集中する方針のようだ。本人のインスタグラムでそのように声明を出した。
After much thought and discussions with the US Olympic selection committee, I want to let you know I am declining to be considered for the USA Olympic Road Team for Tokyo. My goals and priorities for the year are focused on other events. I will have a busy summer racing the Tour de France and the Vuelta España, so it’s important to take the time in between these races and be ready for my main goals of the season. It’s been really exciting seeing the rise of American cycling over the past few years and I look forward to watching the US team continue that success in Tokyo. Good luck everyone!!! 7時間前
簡単に内容をまとめると、「五輪は辞退しようと思ってる。今夏はツールとブエルタに注力したい。アメリカの代表チームの活躍を祈る」といったところ。
昨年と同様に今年のツール・ド・フランスでも、セプ・クスは難関山岳ステージでエースのプリモシュ・ログリッチを最終局面までアシストし続けることが最優先任務である。今年のこれまでのレースではまだ本調子には遠いが、ツールに向けてしっかりと調整してくるであろう。
そしてツールが終われば、いよいよブエルタ・エスパーニャで初めてグランツールエースとしてチームを率いる予定。
ツールを最後まで走っていると直後の東京五輪に向けて入念な準備はやりにくいし、フランスから日本への長距離移動と時差ボケという問題もある。そしてまたスペインに戻りブエルタの準備というのもなかなか大変。そうするとエースとして走るブエルタの準備にも支障が出るという考えだろう。
なお現在クスはスペインで高地トレーニングに励んでいる。レース復帰はクリテリウム・ドーフィネとなるもよう。