ロードバイクとツール・ド・フランス

最後の総合争い。2021ツール第20ステージの結果・感想

明日でついに今年のツール・ド・フランスも終わる。その前日の今日第20ステージは個人タイムトライアル。

今日のコース

ロードバイクとツール・ド・フランス
©ASO 大会公式より

ほぼ平坦のコースだ。おなじく個人タイムトライアルだった第5ステージと少し似ているが、距離が今回のほうが3kmほど長い。

第5ステージとのコースの比較や第5ステージの結果については、さきほどの記事「【個人TT】第20ステージのコースと出走タイム。2021ツール・ド・フランス」を見て欲しい。

なおその第5ステージで優勝したのが、タデイ・ポガチャルだ。

優勝候補たちの結果は?

総合上位陣が登場するまでは、次のような順位になっていた。

1位Kasper Asgreen(デンマーク)Deceuninck-QuickStep
2位Stefan Küng(スイス)Groupama-FDJ+17
3位Stefan Bissegger(スイス)EF Education–Nippo+23
4位Mikkel Bjerg(デンマーク)UAE Emirates+31
5位Magnus Cort(デンマーク)EF Education–Nippo+39

見事にスイス人とデンマーク人しかいない。

第1区間での計測ではステファン・キュングのほうが、1位のカスパー・アスグリーンよりも速かったのだが、第2区間、そして最後の第3区間ではともにアスグリーンのほうが速かった。その差が1位と2位の差になった。次の区間データを見て欲しい。

そしていよいよ優勝候補の一人、ワウト・ファン・アールトがスタート。

ファン・アールトは第1区間でトップタイムを更新し、キュングより3秒速く、アスグリーンより13秒速い。続く第2区間計測でも圧倒的なトップタイムを叩き出す。キュングより24秒以上速い。

そのままの勢いでファン・アールトはゴールへ!

暫定トップ!アスグリーンのタイムを21秒以上更新してステージ優勝の可能性をぐっと引き寄せた。

この後ファン・アールトに勝てる可能性があるのは、タデイ・ポガチャルのみ。実際ポガチャルは第5ステージではファン・アールトに勝ちステージ優勝をしている。そこからポガチャルの快進撃が始まったも言えるが。

だが、ポガチャルとしては総合優勝にとってもう十分なタイム差がある。必死になって追い込む必要はほぼゼロだ。それになによりかなりの疲労が溜まっているだろう。

むしろ焦ってミスをしてしまうと落車など骨折のリスクもある。ある程度余裕をもって安全運転に努めるのではないだろうか?そうなれば、ファン・アールトの優勝で決まりだろう。

ここで今日のスタート前の総合順位とタイム差を上位10人分を見ておこう。

順位選手名チーム名タイム差
1TADEJ POGACARUAE TEAM EMIRATES
2JONAS VINGEGAARDJUMBO – VISMA+ 00h 05′ 45”
3RICHARD CARAPAZINEOS GRENADIERS+ 00h 05′ 51”
4BEN O’CONNORAG2R CITROEN TEAM+ 00h 08′ 18”
5WILCO KELDERMANBORA – HANSGROHE+ 00h 08′ 50”
6ENRIC MASMOVISTAR TEAM+ 00h 10′ 11”
7ALEXEY LUTSENKOASTANA – PREMIER TECH+ 00h 11′ 22”
8GUILLAUME MARTINCOFIDIS+ 00h 12′ 46”
9PEIO BILBAOBAHRAIN VICTORIOUS+ 00h 13′ 48”
10RIGOBERTO URANEF EDUCATION – NIPPO+ 00h 16′ 25”

今日の結果で入れ替わりそうな微妙なタイム差は、2位と3位、4位と5位、6位~9位、8位と9位といった感じだろうか。

ただ2位と3位については、体格差を考えると小柄なカラパスはどうしてもヴィンゲゴーよりも不利だ。よってなにかトラブルがない限りは2位と3位は入れ替わることはなく、逆にタイム差が大きく広がるのではないか。

そして案の定ヴィンゲゴーが速い!先にゴールしたカラパスの直後にゴールにやってきた。ファン・アールトには勝てなかったものの暫定3位でフィニッシュした。おそらくカラパスとヴィンゲゴーとの差は今日だけで1分半ほど開いた。

マイヨ・ジョーヌのポガチャルは?そのゴールシーンをどうぞ。

というわけで、大方の予想どおりワウト・ファン・アールトが優勝!この調子で東京五輪もいただきか?

これで今年のツール・ド・フランスの総合優勝は99.9%タデイ・ポガチャルで決まった。

例年ツール・ド・フランスは最終日は前半が祝勝会を兼ねたパレード走行で、最後だけゴール前スプリントという様式。よって、実質最終日の前日で総合優勝は決定されるシステム(?)になっている。

明日はプロトンの誰もがニコニコしながらの走行となるだろう。3週間を生き抜いた選手らの笑顔を楽しみたい。

そしてもちろんシャンゼリゼでのゴール前スプリントもワクワクだ。

今日のトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1   WOUT VAN AERTJUMBO – VISMA
2   KASPER ASGREENDECEUNINCK – QUICK – STEP+ 00h 00′ 21”
3   JONAS VINGEGAARDJUMBO – VISMA+ 00h 00′ 32”
4   STEFAN KÜNGGROUPAMA – FDJ+ 00h 00′ 38”
5   STEFAN BISSEGGEREF EDUCATION – NIPPO+ 00h 00′ 44”
6   MATTIA CATTANEODECEUNINCK – QUICK – STEP+ 00h 00′ 49”
7   MIKKEL BJERGUAE TEAM EMIRATES+ 00h 00′ 52”
8   TADEJ POGACARUAE TEAM EMIRATES+ 00h 00′ 57”
9   MAGNUS CORT NIELSENEF EDUCATION – NIPPO+ 00h 01′ 00”
10   DYLAN VAN BAARLEINEOS GRENADIERS+ 00h 01′ 21”

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