BHから新型Ultralightが登場。フレームデザインが一新され軽量バイクは全くの別バイクへ進化

Orbea（オルベア）と並ぶスペインの巨大自転車企業BH（ビーエイチ）から、軽量モデルの新型Ultralightシリーズが登場した。

BH海外公式：Ultralight

BHの新Ultralightの特徴・概要

BHが好きな人にはわかりやすいと思うが、BHの現行Ultralightとはフレームデザインが完全に変わっている。もはや全くの別バイクといってもいいだろう。

特徴的なのは現行モデルが大きなスローピング形状を採用しているのに対して、この新しいUltralightはかなりホリゾンタルに近い形状へ変化していることだ。

(´・ω・`)「短足には厳しくなった」

またフォークの形状が独特のものになっている。なかなか見ない感じ。なんといえばいいのだろう。前によじれている？せり出している？一見するとグラベルバイクっぽいフォーク？

一昔前のロードバイクといえば、フォークとタイヤとの隙間を限りなく減らし空力性能を高めるという方向だったが、現代の最新バイクはその隙間を広げて、より幅広のタイヤとホールを履かせるのが常識。そのほうが速い。

この新型Ultralight EVOシリーズもまさにその最新のトレンドを象徴するようなフォークデザインとなっているといえるだろう。そのフォークはAIR BOW FORKと名付けられている。

またもう1つの特徴として、たしかBMCだったと思うが専用ツールボックスをダウンチューブに設置できるようにしたものがあったと思うが、この新Ultralightも専用ツールボックスをダウンチューブのBB上に設置できるようになっている。

さらにディスクブレーキのスルーアクスルは、クイックレバー式だがそのレバーそのものを内部へ引っ込めさせられる構造になっていて、エアロ効果の向上に寄与。もちろんそのレバーを引き出したりするのに特別な工具は何もいらない設計だ。

価格など

一番高い完成車モデルは、コンポにSRAM Red eTap AXS、コクピットにFSA/Vision Metron 5D ACR、そしてホイールにZipp 454 NSWなどを使ったモデルだ。その重量は6.7kg。UCIルールの下限6.8kgルールを下回る。価格は12.999,90 £（約213万円）。