レビュー
Rapha



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今年のシクロクロス世界選手権にこれまで出場しないかと思われていたワウト・ファン・アールトが正式に参戦を表明した。先日の夜にチームのコーチに対して「俺が今から世界選手権に出場することはできるか」と訊ね、出場の意思を明確にしたもよう。このワウトの決定に、チーム側も全力のサポートを約束した。
最大のライバルであるマチュー・ファン・デル・プールは2023、2024と世界選手権二連覇中であり、今年で三連覇を狙う。なおマチューはこれまで2019〜2021で世界選を三連覇したことがあり、一方でワウトのほうも2016〜2018まで同じく世界選三連覇を達成したことがある。まさに二大巨頭である。
今回のワウト参戦は、そんなマチューの思惑に不確実性を投げかけることになるだろう。マチュー自身も「ちょっとびっくりした」と語る。(参照:‘A Bit of a Shock’: Mathieu van der Poel on Wout van Aert’s Unexpected Decision to Ride World Championships)
見方を変えればそれほどワウトの調子が良いということだろう。ブエルタでのひどい膝の負傷から完全に回復したと見ていいのではないか。これまでのシクロで痛みが再発しないことを確認しコンディションに自信ができたのだろう。これは今後のロードレースも期待できるだろう。
ふたりともすでに30歳。どこまでロードレースに加えシクロを続けてくれるのかはわからない。同時に二人のシクロ対決がいつまで見られるのかもわからない。そういう意味でも今年のシクロ世界選は見逃せないものとなる。
マチューに負けても負けても負けても負けても挑み続ける、決して折れない心をもった、シクロクロスのワウトが大好きです。
とりあえずコンディションが戻ってきているようで何より。
ワウトのコンディションはかなり良さそうブヒね。あとは微妙なテクニックというか勝負勘というかそれらが完璧に戻れば、マチューを脅かせるはず・・・!