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ポール・セクサス最大の弱点とは?

ポール・セイシャス最大の課題とは? 名将シリル・ギマールが指摘したツール・ド・フランス挑戦前の懸念について

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情報源:”His descending gives no margin for error”: Cyrille Guimard pinpoints the greatest weakness of Paul Seixas

名将ギマールがセクサスの「下り」を懸念

メキシコの超新星 vs フランスの超新星。

今年の旧ドーフィネことツール・オーヴェルニュ・ローヌ・アルプではUAEのイサーク・デル・トロとフランスのポール・セクサスという2つの巨大な才能の対決に注目が集まった。

ツール・ド・フランス出場が決まっている19歳のセクサスはそのツール前哨戦で途中まで力強い走りを見せていた。しかし最終日の前日である第7ステージの下りで落車。その日は必死の追走でプロトンに復帰しゴールしたものの、最終日の第8ステージの途中でバイクを降りるという結末になった。

超級クライマーとしてのポール・セクサスの将来性と才能には誰しも疑問を挟まないだろうが、そんな彼の技術面について、フランスの名将シリル・ギマールは一つの重要な課題を指摘している。

シリル・ギマールはかつてツール・ド・フランスでエディ・メルクスを相手にマイヨ・ジョーヌを争ったこともあり、また引退後はチームの指揮官としてベルナール・イノーやグレッグ・レモンといったレジェンドの才能を見出した人物でもある。

そんな彼が指摘するセクサスの技術的な弱点・課題、それが「下りの技術」だ。

ギマールによれば、セクサスのライディングフォームは非常に美しく、流れるようで無駄がない。しかし、その一方で安全マージンが極めて小さいと指摘する。わずかなミスや進入速度のオーバーによってリカバリーできる余地が少なく、特に高速コーナーでは改善の余地があると分析している。

ギマールもトップクライマーとしてのセクサスの才能を称賛する。

しかし、ロードレースでは登れば下りがある。登りだけが速くても勝てないのがロードレースだ。下りも攻めることができなければ勝てない場面もある。特にエアロロードバイクの時代が到来した今、登りとともに下りの能力も同じぐらい重要、いや下手をすれば下りでのミスが勝負だけでなく選手生命にかかわるという点では、登りより下りのほうがずっと重要かもしれない。

下りを安全にかつ速くという相反する要素を抱えながらいかに上手く処理できるか、それが現代ロードレースでは昔よりもずっと大きなウェイトを占めているかもしれない。

19歳でのツール・ド・フランス出場は早すぎるのか

ギマールは以前からセクサスのツール・ド・フランス出場について慎重な姿勢を見せていたようだ。世界最高峰のレースは単なる経験の場ではなく、結果を求められる舞台であるというのが彼の考えだ。

現在のセクサスは驚異的なポテンシャルを備えている一方で、身体的にも技術的にも発展途上の段階にある。特に下りにおける安全マージンの不足は、3週間に及ぶグランツールでは大きなリスクとなる可能性がある。

近年のプロロードレースでは下り区間で勝負が決まるケースも増えており、若手選手にとっては経験不足が重大な事故につながることも少なくない。

もしものことが発生しセクサスの才能が潰れてしまう。それをギマールは心配している。

フランス期待の星は課題克服でさらに飛躍できるか

セクサスに対する評価は非常に高い。だからこそギマールは今回冷徹な視点から課題を指摘しているとも言える。

登坂力、レースセンス、将来性について疑問視する声はほとんどなく、議論の中心は「いつグランツールで優勝争いを始めるか」というレベルになっている。

今後の成長過程で下りの技術を磨き、安全マージンを確保できれば、フランスが待ち望むツール・ド・フランス総合優勝候補へと「より安全に」近づくことになるだろう。

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