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イオン・イサギレ、骨折後もイル・ロンバルディア出場で引退へ。16年のプロ生活に別れ
Cofidisで走る37歳のスペイン人イオン・イサギレが、10月10日のイル・ロンバルディアを最後に16年間のプロ生活を終える予定だ。
最近のトレーニング中の落車で橈骨を骨折し引退レースへの出場が危ぶまれていたが、イタリアへ向かうことを決めた。万全の状態ではなくても、自転車に乗って別れを告げたいという思いがそんな彼を支えていると話す。
ヨン・イサギレは8日前に単独での練習中に雨で濡れた下りで自転車のコントロールを失い、転倒時に手をつき橈骨を骨折した。
その結果、予定していたコッパ・アゴストーニ、トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ、そしてイル・ロンバルディアという引退スケジュールに支障が生じた。
本人にとっては身体の痛み以上に、負傷によって競技人生が途切れることへの悲しさが大きかったようだ。
しかしなんとかイル・ロンバルディアに出場できる程度に回復が間に合い、予定通り引退を同レースで飾ることができそうだ。
ヨン・イサギレはこれまでツール・ド・フランスでステージ優勝を2回、ジロ・デ・イタリアでもステージ優勝を1回、そしてブエルタ・ア・エスパーニャでもステージ優勝を1回と全てのグランツールでステージ優勝経験をもつ。
さらにイツリア・バスクカントリー、ツール・ド・ポローニュ、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは総合優勝をするなどの栄光を手にしてきた。
また彼の現役最後となる2026シーズンは4月のグラン・プレミオ・ミゲル・インドゥラインと、9月のメモリアル・マルコ・パンターニで優勝。
前者ではアメリカチャンピオンのクイン・シモンズを、後者ではジュリオ・ペリツァーリを破っての勝利だった。特に後者での優勝は息子の誕生日と重なるという特別な思い出となった。
そのような戦績だけを見るとまだまだ勝てる力があるのではと思われる。実際にもう1年走り続けるオファーもあったようだ。しかし彼の引退の意思は変わらなかった。好成績を残したうえで自ら決めた区切りを迎えることにこだわった。
そしてそのような好感触を得て最後の引退レースの花道へ向かうだったが上述の落車骨折によりその全てが台無しになるところだった。
当面は具体的な仕事を計画せず、自宅で家族や友人と過ごしたいという。監督やコーチ、チームスタッフとして遠征生活を続けることも考えていない。
成長する3人の子どもたちと日常を共有することがこれからの優先事項だ。イル・ロンバルディアは、選手としての別れと、家族との新しい生活への出発点になる。