ポガチャルが40km独走で2026ツール・ド・フランス第6ステージを優勝。再び総合首位へ

2026ツール・ド・フランス第6ステージはタデイ・ポガチャルがトゥールマレー峠でヨナス・ヴィンゲゴーを落とし、40km独走で勝利

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ポガチャルがトゥールマレーでアタックし独走

昨日の第5ステージはLotto-Intermarchéのバティスト・ヴェストロフール(Baptiste Veistroffer)が1人で140km以上を逃げるというとんでもない走りを見せた。単なる人数という観点では迫力のない逃げだった。しかし、その逃げっぷりは世界を驚嘆させるに十分なものだった。

その第5ステージは99.9999%逃げにチャンスのないステージだったわけだが、今回の第6ステージも「あの男」が動けば逃げが厳しいコースだ。そのコースプロフィールは次のようになっていた。

プレビュー記事「今夜は超級トゥールマレー!2026ツール第6ステージのコースプレビューと優勝予想」では、次のように書いた。

ただこの山頂からフィニッシュまではまだ40kmほどあるため、単独で逃げるのは現実的ではないか。まぁ普通にそれをやってのける選手を少なくとも1人みんな知っているのだが。

さて、今日はスタート直後にマッズ・ピーダスン、ヴィクトール・カンペナールツ、そしてフープ・アルツが逃げる展開。ピーダスンはもちろん中間スプリント狙いだ。

ただ途中でフープ・アルツはプロトンに戻り、その後はピーダスンとカンペナールツだけになる。

そして中間スプリントが次の動画。

計画通り無事にピーダスンが1位通過で25ポイントを獲得し、ポイント賞争いでリードを拡大することに成功した。これでこの日のピーダスンのお仕事は完了。

このあとTeam Jayco AlUlaのベンオコことベン・オコナー(Ben O’Connor)が単独で逃げるシーンもあったがプロトンに吸収される。

そしてトゥールマレーの手前の1級山岳アスパン峠での山岳賞争いの映像がこちら。

無慈悲なUAEのトレイン!マイヨ・ジョーヌのトレーエンが遅れる!

そしてついに今大会初の超級山岳でツール伝統の峠、トゥールマレー峠が登場。それに向けて完全にプロトンを支配下に置いていたUAE Team Emirates – XRGだが、やはりここでもプロトン先頭でペースアップを図る。

その速度にマイヨ・ジョーヌのトースタイン・トレーエン(Torstein Træen)が耐えられず遅れていく。ただ彼も決して登れない選手というわけではない。冷静に自分のペースで登ればマイヨ・ジョーヌを失わない可能性は残っていた。

ポガチャル爆発!ヴィンゲゴーついていけず!

そのトゥールマレーで山頂まで残り5kmをきった地点で、イサーク・デル・トロがタデイ・ポガチャルとともにアタック!

これにヴィンゲゴー含めて誰もがついていけない!それからデルトロはポガチャルを発射し、そこからポガチャルが独走をスタート。

ヴィンゲゴーは最初のうちは7秒ほどの差でポガチャルを追いかけたが、ポガチャルの脚が全く緩む気配を見せない。ヴィンゲゴーとの差がじわりじわりと開いていく。

🐷「ツール・ド・フランスの(汚い)妖精さんキター!!!」

トゥールマレーの山頂後の下りでは、ポガチャルは決して危険な攻め方をしないように見えていたが、それでもヴィンゲゴーとの差が開いていった。ヴィンゲゴーがポガチャルよりも安全に下っていたのか、単純にポガチャルのダウンヒルが速いのか。

トレーエンが下りで落車!マイヨ・ジョーヌの夢が終わる!

後続の集団ではマイヨ・ジョーヌのトースタイン・トレーエンが下りで激しい落車!

単純なスリップの落車という感じではなく、一度宙に浮いてから落ちたような落車だった。その時の落車の動画がこちら。

肩そして頭を打ったように見えたので、鎖骨の骨折か脳震盪か……と心配したが、時間はかかったもののバイクにまたがりレースに復帰する。

その後も走りながらメディカルカーからの治療を受けるなどしていた(特に右肩に集中的に処置を受けていたように見えた)が、なんとか無事にゴールにたどり着いていた。明日出走できるかはまだわからない。

キアン・アイデブルックスがリタイア

そしてMovistarの若きエースで、総合トップ10を目標にしていたキアン・アイデブルックス(Cian Uijtdebroeks)がレース途中でバイクを降り大会棄権となった。

ポガチャルが40km独走で優勝

結局ポガチャルが40kmを独走し、2位のヴィンゲゴーに2分30秒以上の大差をつけてステージ優勝。同時にマイヨ・ジョーヌを取り戻すことにも成功した。総合タイムでは今回のボーナスタイムもあわせてヴィンゲゴーとの差は2分42秒となった。

ちなみに3位にはゴール前でレムコ・エヴェネプールに競り勝ったイサーク・デル・トロが入るという容赦のなさ。

上でも述べたように第6ステージのプレビュー記事では、

ただこの山頂からフィニッシュまではまだ40kmほどあるため、単独で逃げるのは現実的ではないか。まぁ普通にそれをやってのける選手を少なくとも1人みんな知っているのだが。

優勝予想だが、正直にいえば最後の2級山岳でアダム・イエーツとイサーク・デル・トロのアシストから発射されたタデイ・ポガチャルの優勝というのが最も可能性が高い予想となるだろう

などと書いたわけだが、なんというかもう、

🐷「どうすんのこれ。もう来年のツールの話をしていい?」

そんなことを言いたくなるレベルの快勝・圧勝だった。

🐷「他チームはほんまどうすればええんやろ……」

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike2:38
3Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG2:57
4Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe,,
5Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team,,
6Juan AyusoRed Bull – BORA – hansgrohe,,
7Florian LipowitzLidl – Trek,,
8Mattias SkjelmoseLidl – Trek,,
9Lenny MartinezBahrain – Victorious3:02
10Sepp KussTeam Visma | Lease a Bike3:06

総合トップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike2:42
3Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG3:27
4Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe3:30
5Juan AyusoLidl – Trek3:34
6Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team3:55
7Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe4:00
8Lenny MartinezBahrain – Victorious4:21
9Mathias VacekLidl – Trek4:57
10Mattias SkjelmoseLidl – Trek7:10

各賞1位

ポイント賞Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞Isaac del Toro(UAE Team Emirates – XRG)

第6ステージのハイライト動画

のちほど。

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