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イオン・イサギレが語るポガチャルの別格の強さ。引退を迎えて振り返るロードレースの変化
2026年のイル・ロンバルディアで現役生活を終えたヨン・イサギレが、世代をまたいで戦ってきたこれまでのキャリアを振り返った。
コンタドール、フルーム、ニバリらと同じプロトンを走ってきたバスク出身のベテランにとっても、タデイ・ポガチャルの強さは、それまでに経験したことのないものだったという。
情報源:’Pogacar is something I’ve never seen before’: Ion Izagirre on cycling’s changing eras
ヨン・イサギレは今回スペイン紙Diario Sportのインタビューでポガチャルの万能性を評価するとともに、機材やトレーニングの進化、引退後の生活について語っている。
彼がポガチャルの強さについて強調したのは地形やコンディションを問わず力を発揮できる点だ。
イサギレはキャリアを通じて、アルベルト・コンタドール、ブラッドリー・ウィギンス、クリス・フルーム、ヴィンチェンツォ・ニバリといった名選手たちと競ってきた。そうしたこれまでの名選手らと比べてもポガチャルは別格の存在として映ったという。
同じ集団の中で走ることでポガチャルがどれほど大きなパワーを出しているかを実感できたと語る。
イサギレ自身、これまでツール・ド・フランスで2度のステージ優勝、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャでもステージ優勝を飾り、全グランツールでのステージ優勝を達成。そしてイツリア・バスクカントリーでの総合優勝なども含めてプロ通算20勝を挙げた。
彼が初めてツールのステージを制したのは2016年の第20ステージだった。雨のモルジヌで下りの技術を生かし、独走勝利を挙げた。そしてこのツールで総合争いを制したのがクリス・フルームとTeam Sky。フルームは3度目の総合優勝を果たした。
それから7年後の2023年ツール・ド・フランス第12ステージで再びイサギレはステージ優勝を果たす。このときはベルヴィル・アン・ボジョレーで逃げから独走で勝った。そしてこのとき総合争いの中心にいたのはヨナス・ヴィンゲゴーとタデイ・ポガチャルだった。
イサギレは、2014〜2016年にモビスターでともに走ったアレハンドロ・バルベルデ(通称、バ師匠)にも敬意を示す。
イサギレは、アシストの働きを結果につなげるバ師匠の勝負強さと、日々の自己管理への姿勢だ。体調を整え、トレーニングに打ち込むバ師匠を徹底したプロ意識を持つ選手として振り返っている。
長いキャリアの中でイサギレが大きな変化を感じたのが、研究の進展と機材・素材の改良だった。トレーニングについても、新しい研究成果が次々に登場していると指摘する。
一方で科学や技術が進歩してもトレーニングの基本は変わらないというのが本人の見方だ。
通算20勝、うちグランツール区間4勝を挙げて現役生活に幕を下ろしたイサギレ。ラストレースとなったイル・ロンバルディアの前には、GPミゲル・インドゥラインで大会最多タイとなる3度目の優勝も果たし、現役最後の勝利を飾り、自らの力で引退の花道に彩りを添えた。
そんな彼の今後の楽しみは、家族と過ごしつつ娘たちの成長を見守る時間だ。長年走り続けたプロトンを離れ、新たな生活を始める。
なお引退後にどのような仕事をするのかは不明。