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ツール・ド・フランス2017 第1ステージの感想・レビュー。バルベルデ師匠。

Team Sky Twitterより 今年も始まってしまったツール・ド・フランス。今回は第1ステージの感想やで。順位とかタイムとかはそのへんの情報は、テキトーに大手ニュースサイトで見てもらおうか。 普通のまともなビジネスマンを寝不足の恐怖へ叩き込むべく、甘い砂糖菓子のような地獄がこれから1か月弱続く。じわりじわりと真綿で首をしめあげるようにおまいらの仕事の効率を下げ、結果的に企業全体、果ては日本もしくは世界経済そのものを停滞させるフランスによる罠。この点はW杯も同じ。夜勤のおまいらはおつかれちん。 Le Tour de France‏ Twitterより さて、初日の第1ステージは個人タイムトライアル(ITT:Individual Time Trial)。距離は十数キロという短めで競うタイムアタック。基本的には「ヤバイレベルの運動」を一定時間続ける苦痛と苦悶しかない競技種目。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); タイムアタックだけにみんな必死になるわけやけど、今回はなんと初日から雨。路面は濡れてるうえに、そもそもITT競技用のバイクのタイヤは、F1みたいに限界まで速度出すためにものすごく路面との抵抗が少なくなるようにしとる。せやから、ただでさえ滑りやすい条件なのに、雨のせいで余計に滑る。 これから1か月弱続くレースやから初日でムチャしてリスク背負うわけにはいかへん。でも、ライバルたちからひどく遅れるわけにもいかへん。ライバルたちのタイムを見ながら合理的に賢く、でも落車しないよう細心の注意で走り抜ける必要がある。 後半から見てたワシも、選手がコーナーに入るたびにハラハラやで。おまえらもそうやったやろ?あと、スタート台がめっちゃ滑りそうでドキドキしてた。誰かスタートの瞬間に滑って台から落ちるんちゃうんかいなと。さすがにそれはいなくて安心したけど。 で、やっぱり雨がすべてやったね。また、チームSky強すぎィ! 🎥 Watch the @LeTour highlights from an unforgettable opening stage as Geraint Thomas rode himself into yellow! #TDF2017…

2017ツール・ド・フランスのプロチームが使うロードバイクバイク・コンポ・ホイールまとめ

Tour de France Twitterより 今回は、2017年ツール・ド・フランスの全22チームが使用するロードバイク・コンポ・ホイールをまとめて復習しましょうという記事やで。 次の表のようになる。 2017ツール・ド・フランス出場チームのバイク・コンポ・ホイールまとめ ①一覧表 チーム名 バイクブランド コンポ ホイール AG2R La Mondiale Factor Bikes Shimano Mavic Astana Argon 18 ShimanoとFSA Vision Bahrain–Merida Merida Shimano Fulcrum BMC Racing Team BMC Shimano Shimano Bora–Hansgrohe Specialized Shimano Roval Cannondale–Drapac Cannondale…

ロードバイク業界M&A。リドレーがエディ・メルクスを買収。

ワールドツアープロチームである赤ロットこと、ロットソウダルにバイクを提供するベルギーのリドレー。2年ぐらい前にでたレトロ&シンプルなデザインのフレームほんと好き。赤で白の胴抜きデザインのやつ。あれほしいわ。 そんなリドレーが同じくベルギーのブランド、エディ・メルクスを買収したで。ま、買収というか実際は「救済」やろなぁ。 情報源:Eddy Merckx-fietsen wordt overgenomen door fietsmerk Ridley 記事中には、こう書いてあるね。   Het fietsmerk, dat 37 jaar geleden opgericht werd door de grootste wielrenner aller tijden, maakte het voorbije jaar 5,7 miljoen euro verlies. 訳「そのバイクブランド(Eddy Merckx)は、 37年前に自転車史上最も偉大な選手によって設立されたんやけど、ここ1年間では570万ユーロ(約7億円)の損失を垂れ流してたんやで」 ま、実際は創始者のエディ本人は2008年には株のほとんどを売却済みで、実質的な経営権はなかったみたいやな。 570万ユーロ(約7億円)の損失を出して経営が傾いてた原因は、結局のところ生産規模が小さかったということのようや。記事ではこう書いてある。   maar…

UCIが来年のグランツールでは1チームの人数を減らすことを決定。9人から8人へ。またサッカーワールドカップの影響でツールの日程が変更。

UCI Twitterより UCIが、来年のグランツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・エスパーニャ)などバカでかい大会で、1チームの人数を9人から8人へ減らすことを決定。 UCIが2018年のロードレースについて発表。 UCI公式:Professional Cycling Council approves 2018 UCI WorldTour calendar ①2018年のツール・ド・フランスについて まず来年のワールドツアーのレース日程はほぼ今年どおり。 ただし、ツール・ド・フランスの日程については例年よりも1週間遅らせることになった。その理由は同時期に開催されるサッカーのワールドカップ2018。 ワシはサッカーはドーピングと八百長と脱税にしか興味ないから、ワールドカップをどこでいつやるんか知らんかったけど、ロシアでやるんやね。おまえらちゃんと知ってた?日本は出場できそうなん? なお、ワールドツアーだけでなく、HC1・HC2のレースも含めたUCIのレースについての詳細・正確な日程は9月ごろに公式発表されるもよう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ②グランツールでは1チーム9人から8人へ 人数の縮減については、もともとレースの主催者側が提案してた。ツールとブエルタを主催するAmaury Sports Organisation (ASO)、ジロなどを主催するRCS Sport、そしてベルギーのフランドルなどを主催するFlanders Classicsの3つ。 でもこの提案にUCIが難色示してたというか、動こうとしてなかった。UCIの言い分としては主催者側だけが勝手に決めることちゃうやろということ。 しかし、選手側の団体であるProfessional Cycling Council (PCC)が昨日この提案を承認したことで、UCIは「ほーん、ま、選手側もそういうんやったらやったらやろか」という感じで正式決定。というわけで、来年のグランツールなどでかいレースでは1チーム9人から8人となり、プロトンの人数は最大で176人(22チーム)までとなる予定。 近年はプロトン内部の危険がかなり高まってたしね。特にゴール前スプリントに向けての位置取り合戦で落車は当たり前みたいになっとるしね。 でもこれで、来年は各チームとも出場選手の選定には今よりも苦悩することになるな。 #ThrowbackThursday Take a look…

2017ツール・ド・フランスでのMavicのニュートラルサポート体制の変化。Mavicのバイクはどこのメーカーのフレームなのか?

In Cycle Twitterより 去年のツール、第12ステージではフルームのランニングが見られ世界中が大興奮した。 そのクラッシュのとき、フルームは壊れた自身のPinarelloを諦め、Mavicのニュートラルサポートから一度はバイクの提供を受けてリスタートしたんやけど、どうもいろいろ不都合でまともに乗れず、すぐにそれも諦め、結局チームカーの到着を待った。 Mavicは去年のそんなアクシデントを受けて今年はニュートラルサポート用バイクに新しい工夫・改善を施したようや。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 2017ツール・ド・フランスでのMavicニュートラルサポート用バイクの変化 情報源:Mavic drops in new neutral service bikes for Tour de France ①用意されるバイク Mavicはホイールとかウェアとかは作ってるけど、バイクのフレームは作ってない。せやから、どっかからバイクを調達する必要があるわけやけど、2017年のツールではMavicのニュートラルサポート用バイクとしては、Canyon Ultimate CF SLが用意されるとのこと。もちろんMavicカラーである黄色に塗られてる。Canyonのブランドロゴなどは消されとるやろね。中立的立場としてのバイクサポートやからね。仕方ないね。 ①用意されるバイクの数とホイールの数の変化 まず、ニュートラルサポート用バイクとして用意される台数が変わる。これまでは3台を屋根に乗せて、ホイールは8個用意してた。しかし今年は屋根の上に6台、そしてホイールは6個を用意。 この6台のうち3台は、そのステージの時点における総合上位トップ3の3人に合わせて調整された3台。残り3台はそれら3人以外の全員用。せやから総合上位3人以外は、「かなり合わない」バイクに乗らざるを得ない可能性が高い。そういう意味でも総合上位3人は優遇されてる。「それなりに合う」バイクが特別に用意されてるというわけやね。 ② 最大の変化。それはKSのドロッパーポストの導入 Copyright © 2015 KS USA | A…

究極のローラー台Tacx Magnum。ピーター・サガンが乗って遊ぶ。

©Tacx 公式ページより ロードバイク&スポーツのブランドTacx。水を入れるボトルやボトルケージなどアクセサリーはもちろんローラー台も販売しとる。 そんなTacxの意外と知られてない製品、それは究極のローラー台ともいえる存在のMagnumというやつ。去年やったかな、なんか発表があった。 これの何が究極かといえば、実はロードバイクだけでなくランニングマシーンとしても使えるということなんや。 Tacx Magnumの概要・特徴 Tacx公式:Magnum まぁどんなもんかまずはピーター・サガンによる動画を見てもらおうか。初見の人はたぶん途中でビビるで?チビるで? どうや、動画の1:36あたりで「!?」ってなったやろ?すごいやろ。 ©Tacx 公式ページより 最近の最新ローラー台の流行はスマートモデル。細いのスマートじゃなくて、賢いほうのスマートな。 どう賢いかいうたら、いろんな計測機材とつなげてデータ取れたり、世界各地の地形・道路のデータ(景色の動画、傾斜など)を取り込んで、まるで実際にその道を走ってるかのように再現してくれるというもんや。たとえば同じTacxの製品でこういうのもある。 Wiggle;Flux ダイレクトドライブスマート  これは人気のアプリZwiftと連携できる固定ローラー台。 Swiftは、実際の世界各地の道路が画面に表示されて、そこに自分のアバター?みたいなキャラを走らせるゲームみたいなやつ。各地の道路データをローラー台で再現できるようになってる。道路で斜度があがれば、抵抗が増えるみたいに。世界各国の人間がZwift使って遊んでるから、おまいらも興味あればどうぞ。 でもいうとくけど、Swiftに連携できるようなITでスマートなローラー台はけっこう高いで。 さて、話はもどってこのMagnumのスペックはこんな感じ。 ©Tacx 公式ページより 32インチのモニターが付属して、最高速度は時速30㎞まで。遅いと思うかもしれへんけど、最大斜度15%まで変化(変形?)させられるから、最大斜度15%で時速30㎞出してみたらええねん。きっついトレーニングできるで。 重さは150㎏……まぁそうなるわね。バイク込みで120㎏までの人間が利用可能。騒音は最大で265lbs。 値段がこれよくわからんのやけど、ちょこっと調べてみた感じ、7000€ぐらい?日本円やと85万円ぐらい。ガチ勢は買わなきゃいけないね(ニッコリ) (関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで) [google adsense] [wiggle]

動画:ディスクブレーキの安全性を実証。シクロクロス王者「高速回転するディスクブレーキを素手で止めてやる

下記Instagramより 昨今ロードレースにおけるディスクブレーキの安全性についていろいろ議論がかまびすしい。 しかし今回は、ディスクブレーキはめっちゃ安全や!というのを実証してる動画を紹介。 動画を投稿したのは、シクロクロスの全米王者、ジェレミー・パウワーズ。シクロクロスの超一流選手。 高速回転するディスクブレーキの刃を、素手の手のひらで直接おさえつけて回転を止める動画や! ではどうぞ。 My 2 cents on the new rounded disc brake rotors, definitely a major step in ensuring everyone’s safety. No disrespect to any of the road riders making a living – racing in huge fields,…

キッテルがチームのボスと緊急会談。カチューシャへの移籍話が原因か?

Quick-Step Cycling‏ Twitterより クイックステップのエーススプリンターであるマルセル・キッテルに、カチューシャへの移籍話があるのは先日の記事で紹介した。 過去記事:2018年に向けてプロ選手の移籍話の噂いろいろ。 カチューシャについてはスプリンターのクリストフがチームと喧嘩中のため、クリストフが離脱する可能性が高い。そうなると新しいスプリンターが欲しい。そこで、キッテルというわけ。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); そもそもクイックステップは来年も存続してるかどうかが微妙な状況。たぶんツール・ド・フランス前かその最中にでも新スポンサーが見つかったとかの発表があるような気はするんやけど、なんだかんだで存続しそうな予感するんやけど、ま、それはワシの勝手な希望やし、実際は相当ヤバい状態なのかもしれへん。 ま、そんなこんなで、キッテルはクイックステップのボスであるパトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)と、今日から始まるオランダのSter ZLM Toerというロードレースにおいて会談する予定のもよう。 キッテルとしてはまだ現状、来年のことは決めていないと言ってる。一方、クイックステップの財政状況を考えると、今年大復活・大活躍のジルベールや、若手のスターのアラフィリップとジロで活躍したガヴィリアなどの給料が高くなるやろうから、それらの選手の給料の支払いでアップアップになる可能性がある。そこでケチったら他のチームにとられるかもしれへんし。ま、契約期間次第やけど。 そんでガヴィリアもスプリンター、キッテルもスプリンター。キャラ被るわけになるし、その分業体制の確立がうまくいくかはわからへんし。表面上は上手くいっていたとしてもねぇ……実際はほらねぇみたいなもんがあるしね。 さて、話し合いの結果どうなるかね。 (関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで) [google adsense] [wiggle]

プロチームのキャノンデールが資金難のため新スポンサーを募集中。

Cannondale-Drapac Twitterより UCIワールドツアープロチームの1つ、キャノンデール・ドラパック。2年ほど前からワールドツアーではからっきし勝ててなかったけど、今年の100周年ジロでは苦労人、ピエール・ロランが念願のステージ勝利を挙げ、世界中(おもにワシ)を感動させたのも記憶に新しい。 過去記事:2017ジロ・デ・イタリア第17ステージ感想・レビュー。ちょっと感動。 そのキャノンデール・ドラパックが新スポンサーを探しとる。当然、理由は資金難。 情報源:Cannondale-Drapac says it is looking for new sponsors – but US bike brand will still back it (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ちなみに、ここ数年のキャノンデールが所有してたプロチームの変遷は、リクイガス→ガーミン・キャノンデール→キャノンデール→2017年キャノンデール・ドラパックという流れ。 さて、キャノンデール・ドラパックを管理・運営するのはSlipstream Sportsやけど、このえらいさんは公式にこう言っとる。 Cannondale is not only a sponsor of the team but…

シマノPRO公式見解「チームSkyのカーボンホイール崩壊の原因はタイヤの幅」

下記動画より 今年の春のティレーノ~アドリアティコのTTTにおいて、チームSkyが走行中にProブランド(シマノの子会社)の3本スポークのカーボンホイールが破断・崩壊した事件があった。 覚えとるかな?これ。 過去記事:【動画あり】恐怖!チームSkyが使うShimanoのカーボンホイールが破裂して崩壊!ティレーノ~アドリアティコ第1ステージ。 この件を調査してたProが、正式に原因を発表。原因はなんとタイヤの幅。 情報源:Team Sky sponsor explains why Gianni Moscon’s wheel collapsed in dramatic TTT crash Pro「ホイール推奨条件は守れ」 情報源記事ではこのように書いてある。 After what it described as a thorough investigation, the Shimano subsidiary said that the wheel collapse was due to Team…

2019年ツール・ド・フランスはブリュッセルからスタート。

Le Tour de France公式Twitterより 2年後の2019年のツール・ド・フランスは、ベルギーの首都ブリュッセルからスタートすることに決定。 まずは、公式による発表の動画を。 3年ほど前からブリュッセルを出発地点にするんとちゃうの?という噂はあったけど、主催者のASOはさっきこれを公式に発表。 さて、2年後の2019年のツール・ド・フランス(TDF)は106回目の開催となるわけやけど、2019TDFは、2つの記念すべきものがある。 1つめは、レジェンドのエディ・メルクスが最初にTDFで総合優勝したときから50年目になること、いわばメルクスTDF初優勝50周年記念。 もう1つは、TDF総合優勝・王者の証であるマイヨ・ジョーヌでおなじみのあの黄色ジャージが制度として誕生して100年目。いわば、マイヨ・ジョーヌ誕生100周年記念。 この2つの記念を祝う大会が2019年TDFとなる。 2019年大会のブリュッセルへの誘致については、ベルギーのサッカー協会の前事務総長である Alain Courtoisという人間が積極的にASO側に働きかけたようや。この Alain Courtoisという人物は、メルクスと仲良しさん。 ツールが過去にブリュッセルにきたのは10回ある。直近では2010年。このときは、ペタッキがスプリント勝利を収めてる。 今年のツールのコース動画。 来年のツールの出発地点コースの動画。 (関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで) [google adsense] [wiggle]

ドーハの悲劇が再び!ドーハ世界選手権の運営スタッフに対して給料未払いのまま!どこのブラックだよ。

今回はお金の話。マネーマネー。ギブミーマネー。モアマネー。 去年のロード世界選手権は中東はカタールのドーハで行われた。くっそ熱い中で。しかも観客ほとんどおらへんさみしい状態で…。アホかいな。 そんないろいろ不満があったドーハ世界選手権やけど、なんと運営スタッフの100人以上に対して給料がまだ支払われていないことが判明。半年以上たっとるやんけ。ドーハの悲劇か!? 情報源:Seven months after Doha world championships, 130 staff said to be awaiting payment 日本でやっとけばよかったのに‥・。 カタールのドーハで世界選手権をやるって決めたのが2012年。そして、今回の給料未払いのスタッフたちは、ドーハ世界選手権の運営者であるレース委員会と正式に契約し、公式に雇用されて、そのうち多くの者は1か月以上働いていた。それが、「予期せぬ理由」で給料未払いのままのようや。 ちなみに給料の額やけど、一例として、あるスタッフは13日間働いたことで$1648もらえるはずやと主張してる。今の相場で約18万円やな。 ファッ!? 13日で18万⁉ ま、仕事にもいろいろあるやろうけど、なかなか割りのよさそうなお仕事ですねぇ。 給料を払う立場の現地のレース委員会は、今年の3月の時点で未払いに関して、スタッフたちにメールを送った。そのメールでは、「すぐに解決できるから、ちょっと待っててな」と書いてた。さらにそのメールでは、こう言っとった。 “We would like to assure you that once we receive the financial resource dedicated for these payments,…

2018年モデルのLapierre Aircode?と、2017ジロ・デ・イタリア第20ステージの感想。

Giro d’Italia公式Twitterより ジロでFDJのピノはLapierre AircodeとXELIUSに乗ってるわけやけど、そのうちAircodeは明らかに今の現行モデルとはフレームが違うようや。 というわけで、2018年モデルに乗ってるかも?という記事のご紹介と、ジロ第20ステージの感想。 (1) FDJのピノはジロで、2018年モデルのLapierre Aircodeに乗っていた? 情報源:Thibaut Pinot spotted with a new unreleased Lapierre at the Giro d’Italia まずLapierre Aircodeの現行2017年モデルがこれ。 ©東商会 公式HPより 次に、ピノがジロで乗ってたやつ。塗装とデザインはピノ特別仕様。 Credit: Yuzuru SUNADA © Copyright Time Inc. (UK) Ltd 違いわかるかな? シートチューブとシートステーとトップチューブが交わるところ見てみ。サドルの下のフレームのとこ。 どう?明らかに違うやろ?ピノが乗ってるバージョンのほうが、その部分が「でかい・分厚い」。トップチューブとシートステーとの接続も有機的・一体的な造形になっとるやん? あとはシートステーとシートチューブとの接合部分もなんかよりエアロっぽくなっとるね。 塗装デザインについては、幾何学模様のカモフラみたいなデザインが施されとるね。この点は、下の過去記事で書いたニバリの特別仕様塗装バイクと同じ傾向やね。 過去記事:2018年度モデルのMERIDA REACTO(リアクト)?…

ロードレースのプロチームのスポンサー料はいくらか?スポンサー料高騰の背景は?

今回はプロチームの機材、特にロードバイクを提供するバイクメーカーのスポンサー料についての記事のご紹介。 ワールドツアー(WT)レベルのプロチームのバイクメーカーのスポンサー料はいったいいくらなのか? 情報源:200 bikes and a lot of cash: What it costs a bike brand to sponsor a WorldTour team 情報源記事によれば、今回の記事の内容は、ワールドツアーのプロチームでロードレース業界の一員としてで二・三十年働いているPaoloというおじさんへ取材したときのメモを基に作られている。 ただ今回の記事で完全にスポンサー料の内情の奥深くまで迫れたわけやない。なんでかというと、ドーピングと同じく、スポンサー契約に関する情報はトップシークレットやから。そこにはシチリアマフィア風にいえば、「血の掟(Omertà。オメルタ)」があるからや。たとえ内情を知っていても外部においそれと情報を漏らすわけにはいかへん。 せやからこのPaoloおじさんも、あくまで完全な暴露じゃなくて情報を取捨選択したうえでの証言やということな。 ほな、みていこか。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (1) 「プロトン全体」でのバイクメーカーのスポンサー料の今昔 ① 現在のプロトン全体でのバイクメーカーのスポンサー料 Paoloおじさん曰く、ツール・ド・フランスに出場するチームに関して、バイクとか機材を提供するスポンサーに限っての話やけど、 “About 80 to 120 million for…

2017ジロ・デ・イタリア第17ステージ感想・レビュー。ちょっと感動。

Cannondale-Drapac公式Twitterより 第17ステージは完全に「逃げ」向けのコースやった。というのも、明日のコースがヤバすぎるから。 総合勢&そのチームは明日の、あるいは明日からの最終決戦に備えて無駄なエネルギーを使いたくないからや。そして、それはみんなわかってるから、逃げたい選手・チームは逃げに全力を尽くす。 (1) 2017ジロ第17ステージの感想:ちょっとウルルン。 ま、というわけで大きな逃げが決まったけど、大きな混乱も波乱もなく淡々と進んだから、まー内容についてはどうこう書くことはない。キンタナが壁にぶつかったことぐらい? 今回ちょっと感動したのは、フランス人のピエール・ロランが勝利したこと。別に好きな選手というわけやないんやけどな。 ロランは数年前のツール・ド・フランスの山岳で、新人ながらも大活躍して一躍フランスのヒーローになった。フランスにはその当時、地元で行われるツールという世界最高レースで総合優勝を狙えるような有望な選手がずっとおらへんかったから。某天然アホ社長はおったけど総合優勝狙えるタイプじゃなかったし、そもそももう歳やし。 ところがフランスの期待を一身に受けたロランはその後低迷。どっかのサイトで読んだけど、本人は熱い走りが理想・希望らしい。 しかし、ツール・ド・フランスにおける総合優勝の戦略は、近年のチームSkyを見てればわかると思うけど、TTで差をつけて、山岳ではエースがアタックや攻撃をしかけず、淡々と同じペースで超強力なチームメイトに守られてひたすら最後まで。最後の最後でちょっとだけ頑張る。そしてTTでの差を守って勝つというのが正しい戦略。 ロランはそんな消極的なレースが嫌いらしい。自分の持ち味とは違うと感じていたようや。がんがん山岳ステージで攻撃をしかけていきたい、ライバルとアタック合戦を生死をかけて繰り広げたい。そんな熱いレースがしたいタイプらしいわ。でも、周囲からの期待はツールでの総合優勝。自分の内心と周囲とのギャップに悩み、低迷する成績。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); そんな環境から抜け出すために、ロランはフランスを離れ、アメリカのキャノンデールへと移籍したわけや。スポーツ医学&科学で世界の最先端を爆走するアメリカ。科学的トレーニングをキャノンデールで積んだ。それでも、ずっと勝てへんかった。 でもな、ロランは自己の信念に従い、今年のジロでも逃げに乗りまくってた。最終的にはこれまで全部失敗やったけど。でもこのステージでようやくその努力が実ったんや。 The moment @PierroooRolland saw @wegelius at the team hotel. A beautiful @giroditalia stage win later. 🙌🏻 pic.twitter.com/6i3WHVXYLt — Cannondale-Drapac (@Ride_Argyle) 2017年5月24日 そんなことを考えてこんな画像みたら泣いてまうわ。(´;ω;`)ブワワッ…

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