クライスヴァイク骨盤骨折。ツール絶望。昨日のドーフィネ第2ステージで落車
Share your love
昨夜の2023クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージ終了直後にブログを更新し、ユンボ・ヴィズマのステフェン・クライスヴァイク(Steven Kruijswijk)がレーススタートしてまもなく落車し、大会をリタイアしたことを伝えた。それが次の記事だ。
過去記事:ツールに間に合う?クライスヴァイクが落車でドーフィネをリタイア
その記事を作った時点では怪我の程度は全くわからなかったが、リタイアせざるをえなかったという事実が嫌な予感を抱かせるには十分だった。そしてその後、なんと骨盤と鎖骨の骨折という重大な負傷であることが明らかにされた。チームのツイートをどうぞ。
🇫🇷 #Dauphiné
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) June 5, 2023
Steven broke his collarbone and suffered a pelvic fracture in a crash just after the start of the second stage.
Get well soon, @s_kruijswijk! 🍀
自転車選手の宿命ともいえる鎖骨の骨折はともかく、骨盤骨折は化け物ばかりの自転車選手といえども危険な骨折。もちろん骨盤骨折といってもその程度・箇所によっていろいろあるわけだが、それでも復帰にかかる時間は鎖骨の場合よりも長いだろうし、復帰後の走りに後遺症のようなものが残る可能性もなくはない。現代の医療技術をもってしても少し心配となる負傷だ。
これでクライスヴァイクの今年のツール・ド・フランスは絶望。ヴィンゲゴーの連覇を支えるべき重要なアシストが欠けることになるが、昨夜の記事「ツールに間に合う?クライスヴァイクが落車でドーフィネをリタイア」でも書いたように、その代替要員はまずはウィルコ・ケルデルマン(Wilco Kelderman)となっている。ログリッチではない。
ただケルデルマンの調子や今後のトラブル次第ではログリッチを呼ぶ可能性もなくないだろうか?
昨夜の2023クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージの結果とハイライト動画はこちらの記事で。