Enter your email address below and subscribe to our newsletter

「ポガチャルがその気になればステージ10勝も可能」。マイク・テウニッセンが2026ツール・ド・フランスのコースを批判。スプリンターとクラシックライダーの居場所はあるのか

2026ツール・ド・フランスでタデイ・ポガチャルがその気になれば10勝できる?XDS Astana Teamのマイク・テウニッセンはツールのコースに批判的

Share your love

情報源:“Pogacar could win ten stages if he wants to”: Astana rider slams 2026 Tour de France route

2026ツール・ド・フランスの開幕が近づくなか、大会コースを巡る議論が再び活発になっている。今回、その議論に一石を投じたのはXDS Astana Teamのクラシックスペシャリストのマイク・テウニッセン(Mike Teunissen)だ。

そのツール出場経験豊富な33歳のオランダ人ライダーは、近年のツール・ド・フランスが特定のタイプの選手に有利になりすぎていると指摘する。特に現世界王者タデイ・ポガチャルのような登れる万能型ライダーにとって有利なレイアウトになっているとの見解を示し、自分の居場所はないと語る。

「出場したいレースではなかった」

マイク・テウニッセンは今夏、自身7度目となるツール・ド・フランス出場を予定している。しかし本人によれば、今年のツール出場は決して最優先事項ではなかったという。その理由は上述のようにツールのコース設定だ。

近年のツールでは山岳、パンチャー向きの丘陵ステージ、テクニカルなフィニッシュが増加しており、かつてのような純粋なスプリントステージやクラシックライダー向きの展開が減少している。

その結果、レース全体が総合優勝候補や万能型ライダーに有利な構造となり、役割が限定される選手たちにとって活躍の場が狭まっているとの不満を抱いている。

「ポガチャルなら10ステージ勝てる」

今回の彼の発言の中でタデイ・ポガチャルに関するコメントに注目したい。

テウニッセンは現在のコースレイアウトについて、「ポガチャルが本気で狙えば10ステージ勝つことも可能やね」と語った。

実際、2026年シーズンも春から驚異的な勝率を記録しており、ツール・ド・スイスでは70kmの独走勝利、個人TTでの優勝、さらに昨夜のもはや恐怖を感じさせる登りの圧巻のパフォーマンスを見せている。

そのため、コースが万能型選手向けになればなるほど、ポガチャルの支配力がさらに強まるとの見方は決して誇張ではないだろう。

スプリンターよりも苦しいクラシックスペシャリスト

今回の記事でさらに興味深いのは、クラシックスペシャリストであるテウニッセンが「スプリンターよりもクラシックスペシャリストのほうが活躍するチャンスがない」と指摘している点だ。

近年のツールでは平坦ステージが残されているため、スプリンターには依然として勝利の機会がある。しかし、クラシックスペシャリスト向けの中距離丘陵ステージやパンチャー向きのレイアウトは、総合優勝候補たちも積極的に狙える内容になっている。

クラシックスペシャリストといっても、石畳系とアルデンヌ・クラシック系では脚質が異なることが多いが、近年ツールはクラシックスペシャリスト向けのコースといっても、どちらかといえば後者のタイプの選手が有利なコースが多い。

重量級の石畳クラシックスペシャリストよりも、短い激坂に強いアルデンヌ・クラシック系スペシャリストのほうにチャンスがある。たとえばベン・ヒーリーなどに向いているコースが多いわけだ。

🐷「ポガチャルは石畳クラシックスペシャリストよりも石畳で勝てるわけだが、そこはほら彼は所属カテゴリーが違うから……」

結果として、ワウト・ファンアールトやマチュー・ファンデルプールのような超一流選手を除けば、クラシックスペシャリストがステージ優勝を狙える機会は限られている。

ツール・ド・フランスは「ポガチャル型」の時代

近年のグランツールでは、単なる山岳能力だけではなく、タイムトライアル、スプリント力・アタック力、下りの技術、さらには集団内でのポジション争い能力、など多くの力が求められるようになっている。

その変化を最も象徴しているのがポガチャルであり、彼はほぼすべてのタイプのステージで勝利を狙える数少ない選手だ。

主催者ASOとしては観客にとって魅力的なレースを作る狙いがある一方で、特定の選手に有利なコース設計になれば競争の均衡が崩れる可能性もある。

テウニッセンの発言は単なる不満ではなく、現代ロードレースが抱える構造的な課題を浮き彫りにしたと言えるだろう。

2026ツール・ド・フランスのコースは、すでに「ポガチャル向き」との評価を受けているわけだが、そうした中で飛び出したテウニッセンの「ポガチャルならステージ10勝いける」という発言は、多くの関係者やファンが感じている懸念を代弁したものかもしれない。

果たして2026年ツール・ド・フランスは、ポガチャルの独壇場となるのか。それともライバルたちがその支配を阻止するのか。開幕が近づくにつれ、その注目度はさらに高まっている。

なお今年のツール・ド・フランスではすでに記事「【スプリンター歓喜】ツール・ド・フランスがルール変更。スプリンターに有利なポイント制へ」で紹介したように、昨年までと比べてポイント賞の対象となるポイントに変更が加えられている。

愛を分かち合いましょう

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!