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Stravaの値上げの謎と不透明さ

Stravaの値上げの謎

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世界のスポーツ界で最近ホットな話題となっているのが大人気スポーツ系SNS(?)プラットフォームのStravaの値上げだ。

🐷は無料会員だが、仮に有料会員で年間契約になるとすれば日本市場の場合は月額525円(2023年1月16日現在)となるのだろうか?(Strava:ワイアードの豚 Bike News Mag

そのStrava値上げだが世界各国で国ごとに値上げ幅や値上げ後の価格がかなり異なるようだ。たとえば次のツイートを見て欲しい。

この人は通貨が£(ポンド)表記なので英国圏だろうか?1ヶ月ごとの契約でこれまでの£4.49(約700円)から£8.99(約1400円)へ。2月10日から自動的に値上げ後の価格で課金されると書かれている。

一方こちらの人は米国ドル表記なので米国圏のユーザーだろうか。年間契約で$79.99(約1万200円)となっている。月額換算すると単純に12でわって、850円というところか。

またRedditに投稿されたこの投稿では年間$59.99→$99.99になっているユーザーもいる。

そしてStrava Raises Prices But Can’t Tell You How Much It Costs Anymoreという記事では、各国の値上げ後の料金が紹介されているが、この$99.99はカナダ圏の価格のようだ。

さて、今回のこの値上げについてStravaが公式に見解を表明しており、

“As we continue to invest in your experience, our prices may change to better reflect new features and market conditions. The decision to change our price was not taken lightly and we want to share why this is happening.

Our priority is giving you a unique experience for a holistic view of your active lifestyle. This happens through delivering you value on a daily basis through new features, product updates and services. In the past 10 years, Strava has added countless new features including support for more than 40 sport types, Beacon, route recommendations, an online route builder tool, global and personal heatmaps, segment leaderboards and custom goals and progress. These additions are made based on your valuable feedback, what we are hearing from the active community and research.

While our subscription price has largely remained constant for the past years, we also take local market conditions into consideration. When costs and plans are adjusted, we’re always working to improve your experience and invest in the value delivered to you on a daily basis. Pricing decisions will continuously be evaluated to ensure we are offering the best value of our growing features to our community.

Price changes will vary depending on region and preferred platform.”

とユーザーに示した。要するに地域や環境に応じて価格を変えるという発表だ。

最近はDAZNが月額3700円へ値上げを発表したばかり。またAmazon Primeも米国では日本よりもかなり値上がっている。

参考:DAZNはなぜ値上げするのか 2年で“ほぼ倍”の月額3700円に

このDAZNの新しい値上げについては報道記事中で、前回の値上げでもユーザー数はあまり減らなかったということがDAZN側の見解として紹介されている。逆にいえばユーザー減少数が大きければ新しい値上げは見送った可能性もある。

これをStravaにもあてはめれば、値上げしてみてユーザーの増減のデータを集めるという作戦が考えられる。もし今回の値上げでユーザーが大きく減ればStravaは値上げ幅を縮小させることも検討するかもしれない。

また物理的なリソースという観点からは、ユーザー数や投稿数が多い地域はサーバーの負担が大きいと考えられ、そうした地域のサーバーを増強する必要がある。これはコストの増加であり、それをその地域のユーザーに負担させる。それが公平と考えたのかもしれない。もちろんStravaがどういったサーバーを使っているのかはしらないが。

また、各国市場ごとの戦略が異なるのも当然だろう。上のようにAmazon Primeサービスは米国では日本よりずっと高い価格だが、日本ではわりと安いままだ。これは楽天やヨドバシといったライバルの存在があるからだとはよく言われている。

Stavaも各国のユーザー数の違い、人気度(市場支配率)の違いから国ごとに戦略的価格を設定しているのかもしれない。

とにかくStravaの料金設定と今回の値上げについては不透明でよくわらない部分が大きいままだ。

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piginwired
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