ユンボ・ヴィズマがワクチン拒否のレナード・ホフステッドにレース出場を許可
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ユンボ・ヴィズマに所属する選手で、これまで対コロナのワクチン接種を拒絶していたのが、オランダ人選手のレナード・ホフステッド( Lennard Hofstede)。
それによりチームのトレーニングキャンプやレースに参加できない状況が続いていた。2021年の10月が最後のレースでそこからずっとレースにもチームキャンプにも合流できないままだった。
情報源:Jumbo-Visma reinstate Hofstede after COVID-19 vaccine refusal
しかし今回、ユンボ・ヴィズマはついに彼を招集し、レースにも参加させることを明らかにした。
チーム曰く、「オミクロン以前のコロナ対策にしたがって動き、感染リスクを抑えようとしたけど、今年は状況が変わった。彼とはずっと状況が変わればチームに合流させるとはずっと話してきた」
この状況が変わったとは、UCIのコロナ対策として、レース出場には必ずしもワクチン接種が必要だとは指定されなくなったことだ。
UCIが今年に入って明らかにした改訂版のコロナ対策は簡単にまとめると次のようになっている。
- ワンデイレースまはた1週間以内のステージレースなら、ワクチン接種か、レース前48時間以内のPCRテストでの陰性のどちらかでOK
- 1週間以上のステージレースならば、ワクチン接種の有無に関わらず48時間以内で陰性であることが必要
- ただし、レース開催地の政府・行政当局の規制があればそれに従う。
このようにワクチン接種の有無に関わらず、レースに出場できる場合がしっかりとルール化された。この点が以前と少し異なる点。
ユンボ・ヴィズマとしては、このルールに従って、ワクチン接種をしてないレナード・ホフステッドでも条件次第でレースに参加と考えたのだろう。
ホフステッドの復帰は3月23日のオキシクリーンクラシック・ブルッヘ〜デパンネ(Oxyclean Classic Brugge-De Panne)が予定されているようだが、まだどうなるかはわからない。というのも、プロトンでもコロナ感染の事実が増えているからだ。ひょっとしたらユンボ・ヴィズマの選手の状況次第で、代役としてホフステッドの出番も早くなるかもしれない。
なおユンボ・ヴィズマのマネージャーであるMerijn Zeemanは、プロトンの現状について情報源記事では次のように話したとされている。
“In contrast to previous years, you can see that the bubble in the peloton no longer works. There are now many more infections during a bike race.”
訳「昨年までと対照的に、今はプロトンの対コロナのバブルはもはやうまく機能していない。多くの感染事例がでてしまっている」